角谷精三さん有難うございました。

我が国のアコーディオン奏者、とりわけミュゼット好きであれば知らない人はいない名古屋のミュゼット博士、角谷精三氏(享年88)が、今月11日の未明に逝去されました。


今月はじめに私KUMIとNAOMIで名古屋までお見舞いに伺ったのですが、それからちょうど一週間後のことでした。またひとり、本当に良いミュゼットをその耳で直接聴いた方が、この世を去ってしまいました。


訃報は名古屋のお仲間を通して、ほぼリアルタイムに私のもとに届いていたのですが、気持ちを整理するのに時間を要してしまい、2週間経った今、ようやくこのページに書いています。氏の功績は周知の方が多いと思いますので、ここではあえて列挙いたしませんが、彼なしでは現在の日本のミュゼット界の発展は無かったといっても過言ではないでしょう。


生前、角谷さんがミュゼットの資料を送ってくださるとき、同封のお手紙の最後に必ず「あなたのファンより」と書き添えてくださっていたこと、一生忘れません。これからもラ・ゾーヌは、ひたすらミュゼットの道を追求する所存です。


ご冥福をお祈りいたします。